成績表が返ってきたこの時期、「勉強しなさい」と言いたくなっていませんか
定期テストが終わり、成績表が返ってくる時期になりました。
「思ったより点数が低かった」
「もっとやれたはずなのに」
そう感じた保護者の方が、つい口から出てしまう言葉があります。
「もっとちゃんと勉強しなさい」
この言葉、シオンに通う生徒の保護者からも毎年この時期によく聞きます。
気持ちはよくわかります。
次のテストこそ頑張ってほしい。
ちゃんと準備してほしい。
そう願うのは、親として当然のことです。
ただ、この「勉強しなさい」という言葉、子どもにどう届いているかを少し考えてみてほしいのです。
「勉強しなさい」が増える時期には、理由がある
成績表が返ってくるこの時期は、保護者の方が最も「勉強しなさい」と言いたくなるタイミングです。
目に見える数字が手元にあるぶん、焦りや不安が言葉に出やすくなります。
一方で子どもはというと、テストが終わったばかりで気が抜けている状態です。
保護者の焦りと、子どもの気の緩みがぶつかる——それがちょうどこの時期に起きています。
「何度言っても勉強しない」
「言えば言うほど反抗する」
そういったご相談をいただくのも、決まってこの時期です。
これは子どもがやる気をなくしているのではなく、言葉のタイミングとかけ方が、少しずれてしまっていることが多いのです。
子どもが「勉強しなさい」を聞き流す理由
何をすればいいかが見えていない
「勉強しなさい」と言われた子どもは、内心こう思っています。
「わかってる。でも、何をすればいいの?」
やる気の問題ではなく、「何をどうすればいいかわからない」状態になっている子は少なくありません。
5教科の範囲を前にして、どこから手をつければいいかが見えない。
そのまま机に向かっても、ぼんやりと教科書を眺めて終わってしまう。
「勉強した」という事実だけが積み上がって、中身はほとんど身についていない——。
これでは次のテストも、同じ結果になってしまいます。
言われるたびに「勉強=嫌なもの」になっていく
毎日のように「勉強しなさい」と言われ続けると、子どもの中で少しずつ変化が起きます。
勉強そのものへの抵抗感ではなく、「勉強の話をされること」への防衛反応が育っていきます。
話しかけられる前に自分の部屋に入る。
返事だけして動かない。
「わかってる」と言いながら何もしない。
こうした行動は反抗ではなく、繰り返される言葉への慣れと回避です。
言葉の効果が薄れていくのは、子どものせいではありません。
では、この時期にどう関わればいいか

「勉強しなさい」の代わりに、一つだけ聞いてみる
「次のテスト、何の教科が心配?」
たったこれだけで、会話の構造が変わります。
責められる側から、一緒に考える関係に切り替わるからです。
子どもが「数学かな」と答えたら、「じゃあ今週は数学から始めてみようか」と続けるだけで十分です。
答えを急がず、まず子どもの言葉を引き出すことが、この時期の一番の関わり方です。
「いつから始めるか」を一緒に決める
次の定期テストまでの日程を、親子で一緒に確認してみてください。
「テストまであと○週間ある」という実感が湧くだけで、子どもの動き方は変わってきます。
「来週から始めよう」でもいいのです。
大切なのは、子ども自身が「いつから」を口に出して決めることです。
親が決めたスケジュールより、自分で言った予定のほうが、子どもは動きやすいのです。
「勉強した?」より「どうだった?」
帰宅後すぐに「宿題やった?」「勉強した?」と聞くのは、子どもにとってプレッシャーになりやすい声がけです。
まずは「今日どうだった?」「学校で何かあった?」と、勉強と関係のない話から入ってみてください。
話しやすい雰囲気が先にあると、勉強の話もしやすくなります。
これは甘やかしではありません。
子どもが「この人には話せる」と感じる関係性が、勉強への取り組みを支えているのです。
学習舎シオンが、この時期に大切にしていること
シオンでは、テストが返却されたあとのこの時期を、次に向けての準備を整える大切な時間と考えています。
点数の高い低いより、「次は何をどうするか」を一緒に考えることを大切にしています。
生徒一人ひとりの状況を確認しながら、何から手をつければいいかを整理する——それがシオンの関わり方です。
「うちの子、何度言っても勉強しなくて」と感じているなら、言い方を変える前に、関わり方を少し変えてみてください。
それでも「どうすればいいかわからない」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
体験授業は最長2週間無料で受けていただけます。
一緒に、次のテストへの一歩を考えましょう。