「伴走型」って、具体的にはどうすればいいの?
前回は、子どもの勉強を支える「伴走型」の関わり方についてお話ししました。
すると、ある保護者の方から「具体的には、どうすればいいのでしょうか?」というお問い合わせをいただきました。
そこで今回は、テスト前にそのご家庭に実際にお伝えしたアドバイスをご紹介します。
ここで言う伴走型とは、『一人で走れるようになるまで、必要な支えを用意する関わり方』です。
親がすべてを管理するのでも、すべてを子どもに任せるのでもありません。
引っ張るのでもなく、後ろから押すのでもなく、止まりそうなときにだけ支えるスタイルです。
「頑張ろう」では、子どもは動けない
前回ご相談をいただいたのは、中1のAさん(仮名)のご家庭です。
保護者の方とお話しし、まずは勉強の進め方を具体的にしました。
- 英語と数学は、毎日少しずつ取り組む
- 「勉強する」ではなく、「英単語を○個覚える」「数学を○ページ進める」と決める
- 間違えた問題は、その場でやり直し、後日もう一度解く
- 学校のワークは、繰り返し解いて、自力でできる状態を目指す
- 理科や社会も、学校ワークで習った内容を早めに整理しておく
どれも特別な勉強法ではありません。
大切なのは、「何をすればいいのか」を具体的にすることです。
「数学を頑張ろう」と言われても、子どもは何から手をつければいいのか分かりません。
でも、「今日は数学のワークを4ページ進めよう」と決まっていれば、最初の一歩を踏み出しやすくなります。
最初は、保護者が道筋を作っていい
今回、特によかったのは、保護者の方がテストまでのスケジュールを作ってくださったことです。
スケジュール帳を見せてもらったのですが、その週にやるべきことを付箋でびっしり埋めていました。
Aさんもワークを3周する目標を立て、実際に動き始めました。
こちらからお伝えした勉強のポイントも、しっかりと壁に貼り、常に目につくようにしていたとのこと。
「やる気がない」のではなく、やるべきことがはっきりすれば、自分から動ける。
そんな力が、お子さんの中にあるのだと思います。
中学生になると、自分で計画を立てて勉強することが求められます。
もちろん、最終的にはそうなってほしいと思います。
ただ、計画を立てること自体も一つの力で、最初から一人でできるとは限りません。
何を優先するのか、どれくらい時間がかかるのか、いつまでに終えるのか。
まずは保護者の方が道筋を作り、本人がそれに沿って進める形で十分です。
自立させるために、最初からすべてを一人でやらせる必要はありません。
解説を読んで「分かった気」になっていませんか?
もう一つ、数学の答案から気づいたことがありした。
勉強量が足りないというより、実際に問題を解いて身につける練習が、まだ十分ではないように見えました。
解き方を理解することと、自分の力で解けることは、同じではありません。
解説を読んで「なるほど」と思っても、いざ自分で解こうとすると手が止まる。
そんな経験は、大人にもあるのではないでしょうか。
そこで、基本問題の繰り返しに加えて、1日1〜2問でも応用問題に触れることを提案しました。
間違えた問題も、答えを見て納得して終わりにせず、後日もう一度、自力で解けるかを確認します。
大切なのは、何ページ進んだかだけではありません。
「勉強した内容が、本当に自分でできるようになっているか。」
そこまで確認すると、得点力につながっていきます。
点数ではなく、「やったこと」を認める
勉強を続けるための工夫として、小さな楽しみを用意することもお伝えしました。
「今日はここまで頑張ったら、好きなおやつを食べよう」
「予定のところまで終わったら、好きなことをする時間を取ろう」
ポイントは、点数が上がったらご褒美、という形にしないことです。
勉強に取り組んだという行動そのものを認めてあげてくださいと。
テストの点数は、頑張ったからといって、必ず思いどおりになるとは限りません。
でも、「英単語を覚えた」「数学の間違い直しをした」という行動は、本人がコントロールできます。
結果だけでなく、そこに至るまでの取り組みにも目を向ける。
小さな「できた」の積み重ねが、次の行動につながります。
自転車の練習のように、少しずつ手を離す
もちろん、最初から計画どおりに進むとは限りません。
予定より時間がかかる日も、思うように進まない日もあるでしょう。
そんなときは、責めるのではなく、どうすれば次はうまくいくかを一緒に考え、必要に応じて計画を見直せば大丈夫です。
そして、できることが増えてきたら、本人に任せる部分を少しずつ増やしていきます。
最初は、親が計画を立てる。
次は、親と一緒に計画を立てる。
やがて、自分で計画を立てられるようになる。
自転車の練習と同じです。
最初は横について支え、少しずつ手を離していく。
いつまでも支え続けるのが目的ではありません。
かといって、最初から手を離すものでもありません。
こうしたことを繰り返すことで自分で少しずつ自分の勉強を身につけていきます。
お子さんの勉強に悩んだとき、つい「もっと言わなければ」と思ってしまうことがあるかもしれません。
その前に、一度、「今、この子はどこまで一人でできるだろう?」と考えてみてください。
子どもを変えようとする前に、まずは関わり方を少し変えてみる。
ぜひ次の期末テスト、ご家族でも話し合ってみてほしいと思います。
スタディメンターで期末テストを応援!

ということで来週より期末テスト対策授業を実施します。
テストに向けて、毎日の学習を少しずつ積み重ねていきましょう。
学習舎シオンでは、スタディメンターを活用して期末テスト対策に取り組む皆さんを、ポイントアップで応援します。
テスト対策期間中は、ログインポイントが2倍に!
普段は、スタディメンターにログインするたびに1Ptを獲得できます。
テスト対策期間中は、ログインポイントが通常の2倍となり、1回につき2Ptを獲得できます。
連続ログインで、さらにポイントアップ!
スタディメンターへのログインが2日以上続くと、連続している間はポイント2倍が継続します。
つまりテスト対策期間中は、ログイン1回につき4Ptを獲得できます。
毎日ログインして学習を続けることが、ポイントアップにつながります。
毎日の積み重ねが、成績アップへの第一歩
テスト前にまとめて勉強するだけでなく、毎日少しずつ学習を積み重ねることが大切です。
スタディメンターで学習時間や学習内容を記録し、目標を意識しながら取り組んでいきましょう。
「やれって言っても全然やらない」
というのであれば、保護者の方が代わりに入力してあげて下さい。
どんな勉強をしているのか、
目標は何か、
どのくらい頑張っているのか、
知ることができますし、コミュニケーションツールとしても使えます。
ポイントを貯めながら、学習習慣も身につけていきましょう。
期末テストに向けて、スタディメンターをぜひ活用してください。