「勉強しなさい」では動かない
先日のテストの結果が返ってきたようです。
上がった人、下がった人それぞれいますので細かくはいいませんが、
それぞれ理由があります。
そこをしっかりと振り返らないとテストの意味がありません。
次は40日後。
もう始まってます。
さて、前回の期末テストで、成績が思うように伸びなかったSさんについて、保護者の方から相談を受けました。
「親が言うと反発するんです」
「でも、本人に全部任せると、なかなか勉強が進まなくて……」
中学生のご家庭では、よくある悩みだと思います。
小学生の頃のように、
「宿題した?」
「早く勉強しなさい」
と声をかけても、だんだん素直には聞いてくれなくなります。
だからといって、
「もう中学生なんだから、自分でやりなさい」
と全部本人に任せてしまうと、今度は何をどう進めればいいのか分からず、結局うまくいかない。
実は、こうした子は少なくありません。
そこでSさんの場合は、保護者の方と相談して、
「本人に任せるところ」
「保護者に協力してもらうところ」
をきちんと分けることにしました。
本人が自分で決めて進める部分には、できるだけ口を出さない。
その一方で、まだ一人では難しい部分については、保護者の方にも少し協力してもらう。
つまり、全部管理するのでもなく、全部放っておくのでもない。
一緒に走る「伴走型」の関わり方です。
するとSさんは、今回のテスト勉強を最後までしっかり続け、前回のテストよりも大幅にアップすることができました。
ここで大切なのは、親が勉強を教えることではありません。
「今週は何をする?」
「どこまでならできそう?」
「うまくいかなかったところは、次どうする?」
そんなふうに、子どもと一緒に考えることです。
中学生になると、少しずつ自分でできることは増えていきます。
でも、いきなり全部を一人でできるようになるわけではありません。
自転車の練習と同じで、最初は横について走り、少しずつ手を離していく。
勉強も同じなのだと思います。
「勉強しなさい」と前から引っ張るのではなく、
後ろから監視するのでもなく、
必要なときだけ横から支える。
そして最終的には、子どもが一人で走れるようになる。
家庭での勉強について悩んだときは、
「もっと言わなければ」
ではなく、
「今、この子はどこまで一人でできるだろう?」
と考えてみると、関わり方が少し変わるかもしれません。
全部任せるでもなく、全部やってあげるでもない。
その間にある「伴走」という関わり方。
今回のSさんを見ていて、改めてその大切さを感じた中間テストでした。