勝手に宿題忘れ防止月間です

修学旅行や職場体験などといった学校行事が落ち着き、すっかり秋らしくなりましたね。夏が暑かったぶん、いろいろと計画したいなと思ったりしています。

さて、2学期というのは、実は子どもたちにとって最も中だるみしやすい学期だと感じています。

中間テストも終わっているし、

次の期末まではまだまだ時間もあるし…

まあ、受験生は診断テストがあるのでそんなこと言っていられませんけどね。

それでも「まだ大丈夫」「来月からでいいや」という気のゆるみが、日々の生活、特に学習習慣の乱れに直結してしまいます。

その中でも、特に気をつけたいのが、最も基本的な学習習慣である「宿題」です。

 

なぜ、今さら「宿題」の話なのか?

「宿題くらいやっていますよ」と思われるかもしれません。もちろん、ほとんどのお子さんはきちんと提出してくれています。

本当に素晴らしいことです。

ですが、やはり中だるみの影響は、まず宿題の提出状況に現れます。今回は、あえてこの「宿題」の重要性について、改めてお話しさせてください。

実は、もうこれはこの20年間ずっと変わらないことなんですが、当塾は「宿題」を相当重視してます。

なぜ当塾がそこまで宿題提出を重視しているのか。その理由は大きく2つあります。

理由1:学習内容の「定着」は宿題で決まる

シオンで行っている授業は、あくまで「理解」を促すためのものです。

新しい知識を「分かった」状態にするのがゴールです。

しかし、そこから成績に繋がる「できる」に変えるには、「定着」させるための反復練習が不可欠です。

この反復練習の場こそが「宿題」です。

自分で手を動かして問題を解く経験こそが、知識を定着させる作業になります。

だって、1教科45分の授業ですよ?

学校だったら2,3時間かけて勉強する勉強を足早に終わらせるわけです。

宿題をやらなければ、せっかく授業で理解した内容も、時間とともに消えていくだけなのです。

理由2:塾の宿題は「学習の習慣」をつくる特効薬

塾の宿題をきっちりこなすことでできるのは、勉強だけではありません。

「学習の習慣」も身につけることができます。

習慣もつけてもらいたい、と考え、宿題の量はそれほど多くは出していません。

でも、塾のない日も机に向かってもらいたいな、と。

これを毎週、決められた期限までに確実に終わらせる経験は、

「毎日、机に向かう時間をつくる」

「やるべきことをやり遂げる」

という学習の習慣化を定着させることができると考えています。

正直、これができるようになれば、塾の出番なんかないかもしれませんが。

 

ということで、宿題忘れに対する対応を確認しておきます(お子様には連絡済みです)。

【宿題忘れに対する補習の実施】

宿題の提出締切日(原則として次の授業日なんですが)から1週間を過ぎた場合は、理由の如何に関わらず、補習を実施させていただきます。

補習は、塾がある日・ない日にかかわらず、提出されるまで毎日19:00〜21:25に実施します。この時間で遅れている課題をすべて終わらせてもらいます(習い事などでご都合が悪い場合はご連絡ください)。

なお、無断欠席については翌日18:00より実施となります。

締め切りを1週間を過ぎてしまうと、

「そんなの習ったっけ?」

その後の新しい学習内容にも影響が出始めます。

特に3年生は受験勉強がスムーズに進められるよう、計画を立てて実施していますので、無理なく進めるために、頑張っていってほしいと思います。

今回の対応は、決して罰を与えるためではなく、「崩れ始めた学習習慣を、手遅れになる前に強制的に立て直す」ための対応だとご理解いただけると幸いです。

これから始まる2学期のテスト、そして中学3年生は受験本番に向けて、万全の体制で臨むためにも、まずは日々の「宿題」を徹底していきましょう!

送迎などでご迷惑をおかけいたしますが、お子さまの頑張りを、ご家庭でも励ましてくださいね。

よろしくお願いします。

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