2か月…辛抱です

すっかり遅くなりましたが、あらためて…
あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

今年は巳年。

蛇は賢さや洞察力を持つ動物とされており、「知恵」や「学問」の象徴とされています。

そうした背景から巳年は新しい知識を吸収し、知的好奇心を満たすのに最適な時期と信じられているようです。

ま、信じておきましょう笑

さて、いよいよ私立高校の受験が始まり、受験生の間にも緊張が走っているようです。

ほとんどのお子さんにとって人生初の受験ですから、受験のプレッシャーは避けられない現実となります。

このプレッシャーにどう向き合い、子どもたちをどのように支えていくかは、保護者の皆さんにとって重要な課題と言えるのではないでしょうか。

子どもの気持ちに寄り添う

いちばん大事なのはまずは「子どもの気持ちに寄り添う」ということです。

この時期の受験生は、「失敗したらどうしよう」「期待に応えられるだろうか」といった不安やプレッシャーを抱えがちです。

このような感情を理解するためには、まず子どもの話をじっくり聞くことが大切です。

気をつけなければいけないのは闇雲に「頑張れ」を押し付けないこと。

子どもにとっては十分頑張っている状況で「頑張れ」の言葉は役に立ちません。

そんなことよりも「みんなも悩んでいる」「初めてだから仕方ない」とそのまま受け止めてあげることのほうが安心します。

点数にこだわりすぎない

入試にはもちろん点数は大事なんですが、あまりにも点数にこだわりすぎるのも問題です。

ネット社会ですのでネットを調べたら、いろいろな情報が飛び込んできます。

「〇〇高校は何点必要」
「△△高校は130点ではやばい」

とか。

言っておきますが、それはあくまでもデータ上の話です。

学校側が公表しているものではありません。

しかも入試のときの点数なんて、正直予想できませんから。

「過去問で◯点しか取れなかった」「数学の点数が上がらない」と考えすぎるとプレッシャーも大きくなります。

点数が足りないのは本人が一番わかっています。

最終的には2ヶ月後、点数を取ればいいわけですから、焦らずじっくりと取り組みましょう。

ポジティブな環境を作る

受験期には、家庭の雰囲気が子どもの心理に大きく影響を与えます。

親が焦りや不安を口にしてしまうと、その感情は子どもに伝染します。

子どもが不安の中、我慢して勉強しているのに、
親が我慢できずに不安を子どもにぶつけてしまう。
何一ついいことなんかありません。
それなら、家庭の中だけでもポジティブな雰囲気を作りませんか?

例えば、「大丈夫、がんばっとるんやけん」と前向きな言葉をかけたり、時には好きな食べ物を用意して気分転換を促したりすることが効果的です。

また、家族全員で子どもの頑張りを応援する姿勢を見せることも大切です。

子どもの努力を認める

受験期は、結果だけでなく努力のプロセスを認めることが重要です。

たとえ、結果が伸びていなくてもです。

こういう仕事をしていると、どんなに頑張っていても成果が表れてこない場面があります。

直前まで上がってこないケースもあります。

でも、それでも頑張っているのであれば、ほめてあげてほしい。

だって、受験勉強は人生において通過点にしか過ぎませんから。

「将来のために、勉強を頑張った」

という経験は、子どもは自己肯定感を高め、次のステージへ自信を持って挑戦する意欲を育むことができます。

最後に、保護者自身も受験のプレッシャーを感じることがあるかもしれません。

その際は、一人で抱え込まず、学校の先生や塾に相談してください。

客観的な立場で話を聞いてもらうだけでも落ち着けるかもしれません。

春まであと少し。

頑張りましょう。

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