2学期は要注意

10月も終盤、今年も残り2か月となります。来月はいよいよ2学期の期末テスト。

受験生は内申が決まるテストですので、ここはしっかりと結果を出してほしいと思います。

特に技能教科については4倍になるわけですから、いつも以上に点数が欲しいですね。

そのためには他の5教科を早めに仕上げておく必要があります。

いつものペースで勉強をすすめていくと、時間が足りませんので、早めに準備していきましょう。

その他の学年においても2学期は最大の山場だと思っています。

なぜなら、大きな差が付くのが中学校の2学期。

具体的にいうと、

中学1年生は

数学:「方程式の利用」と「比例・反比例」
英語:「3人称単数」

中学2年生は

数学:「連立方程式の利用」と「一次関数」
英語:「不定詞」「動名詞」「助動詞」

といったことを勉強していきますが、はっきりいって1学期の勉強よりもはるかに難しくなります。

1学期は正直基本的な勉強が多かったので比較的点数も取りやすい内容でした。

練習さえきちんとやっていけば点数も取れたかと。

しかし2学期は違います。

しっかり理解して、そして練習をしないと点数が取れません。

昔書いたことがありますが、「小学校の時、成績が良かった子が中学校に入って成績がガタ落ちするケースが良くあります。」という話。

ほぼほぼ中学1年生のこの時期です。

ある程度理解力がある子の中には、学校の授業をしっかりと聞いて、宿題をきちんとするだけで成績が取れた、という子もいます。

でもそれが通用しなくなります。

本人のキャパを超えてきますから。

ちょこっと勉強しただけでは「難しくて解けない」「やり方がわからない」が数多く出てきます。

そうなってくるとあとはお決まりのパターンです

「わからない問題を後回し」→「結局やらないでほうっておく」→「点数が取れない(たいてい配点が大きいところですからね)」→「いつまで経ってもできない」

いくら計算ができたとしても、配点の大きい問題を取っていかないと高得点に結びつきません。

ですから、できる子とできない子の差がとても大きくなるのが2学期なのです。

そして、その差はなかなか縮まりません。

特に英語や数学は学び残しが多ければ多いほどその後の成績の伸び率は鈍くなるだけですから。

この際、はっきり確認しておきましょう。

例えば「連立方程式の利用」なんて内容は自分から学ぼうとしない限り、もう一生勉強する機会はありません。

「3人称単数」の勉強なんか、これから頻繁に使いますが、改めて勉強する機会はありません。

つまり学び残したものについては何もしなければ今後学ぶことはないんです。

まあ、中学生に限ったことではないですけどね。

じゃあ、どうすればいいのか。

「わからないまま進んでしまった」ことがないようにしておくこと。

目指すは公立高校ですよね?

教科書以外のことを問われることはありません。

まずはわかる努力をしてみましょう。

・学校ワークにでてくるものについては「できる」ようになるまで練習する
・英語の教科書に出てくる基本文や単語はきちんと使えるようにしておく
・計算や方程式はノーミスになるまでまで練習

別に難しい問題を山のように解きなさい、というわけではありません。

アタリマエのことが一つ一つしっかりとできるようになることが何よりも大切です。

来週よりテスト対策授業をおこなっていきます。

・学校ワーク
・アイワーク

を少しずつ、でも確実に進めていってほしいと思います。

まだ時間はたっぷりありますので。

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