11月に入り、すっかり秋らしくなりました。
とはいえ、もう来月は12月。
今年は秋が短いような気がします。
さて、今月は2学期末テストが控えています。
今回は9教科になりますので、早めに準備をしておきましょう。
さて、ここのところ何名かの保護者の方から、「国語の勉強法がわからない」という質問を受けました。
国語ですか…。
たしかに成績を上げるのって難しいですね。
だって、同じ問題なんかないですし、勉強しても「やった感」がなかなか得られないし、わかったんだかわかっていないんだかもよくわからないし…。
でも、そう思った段階で、多分点数上げるのは無理です。
なぜなら「なんとなくやっている」からなんですね。
それではいつまでたってもできるようにはなりません。
国語って、殆どの場合、答えは文章中にあります。
もちろん「あなたの考えを述べなさい」という問題なら、文章中にはありませんが、そんな問題は読解の問題にはないわけです。
ということは、ですね、やらなければならないのは
「答えを見つける方法」と「答え方」を学ぶことなんですよ。
それがよくわかっていない。
例えば、小説の問題で、
「このときの主人公の気持ちはどれか選びなさい」
という問題があったとすると、
「もし僕だったら…」
って考えてしまう。いや、君の考えなんか聞いていないし。
こうした問題の場合は登場人物の態度や行動、風景の描写などから答えを読み取ったりするわけで、それはやはり練習するしかありません。
例えば論説文の問題で、選択肢を選ぶ問題でなんとなく選んでしまう。
「忙しい時代だからこそ、時間はしっかりと守らなければならない」
たしかにそうでしょう。
でも、いくら正しいことを述べていたとしても、それ、文章に書かれていなかったら間違いなんですけど。
筆者がここでこう言い換えて述べているから、これが答えだ、といった考え方ができない。
これも読み取り方を練習するしかないんですけどね。
数学の答えが一つしかないのと同じように、国語の答えも一つしかありません。
その答えの見つけ方を学んでいかなければ国語はいつまでたってもできるようになりません。
じゃあ、その答えの見つける方法はどうやって学んでいくか。
一番確実なのは
「解説をしっかりと読むこと」
です。
解説には必ず「解き方」が書かれています(書かれていないものを選んではダメですからね。)
なぜ、その答えが正しい答えなのかをきちんと導くための説明があるわけです。
「主人公の〇〇という会話と直後の△△の態度に着目してから考える」
とか
「筆者は〇〇と説明した後、次の段落で△△と繰り返し述べている。」
とか。
国語で間違えたときは、自分の答えが何故間違えたのか、本当の答えはどこにあるのか、というところをきちんと確認することが大事なんです。
だから、国語は問題を解くよりも、答え合わせに時間をかけてやるべきなんです。
めんどくさいでしょ?
でもこれを繰り返しやっていくうちに、文章の読み取り方もわかってきます。
「なんとなく」やっているだけではいつまでたってもできません。
また、答え方も大事です。答え方にもルールがあるわけで。
「記述は8割以上はかく」とか「『どういうことか。』と聞かれたら『こういうこと。』と答える」とか色々なルールがあります。
それもやはり実践問題を解きながらやっていくしかありません。
ただ、先述したとおり、国語はなかなか成績が上がる教科ではありません。
そのためにはできるだけ早く取り組む、毎日少しずつ取り組む、といったことが不可欠です。
ぜひ頑張ってみましょう。